「舞う」時には、
まず構えることから始まります。
立ち舞なら、両足をそろえて、背筋を伸ばして、
まっすぐ前を向いて立つ!
その時に、手は、
(持ち物がない場合は)左右均等に腰に当てる。
というシンプルこの上ない姿勢ですが、
最近は、日常の中で、
背筋を伸ばす姿勢をする機会が
ほとんどないせいか、
なかなか構えを綺麗にスッと出来る人、
特にこどもは少ないように感じます。
そして、身体がぐらつかないように舞うには、
しっかりとした身体の軸と、
重心移動のコントロールが必要だと感じます。
逆を言えば、お稽古を重ねて、
綺麗に舞えるようになるということは、
体幹が鍛えられ、
バランス感覚も増すことになるのだと思います。
お稽古では、まず、
お腹や背中を伸ばして立つこと、
視線をまっすぐ前に向けること
足を揃えて立つこと
などを1つ1つ意識してもらいますが、
それだけで、見違えるように綺麗な立ち姿、
そして舞振りになります。
舞いの動きは、
普段あまりしない動きが多いので、
使う筋肉も違うようで、
大人も子供も、最初は、
結構疲れるようですが、
お稽古を続けていると、みなさん、
とても上手に舞うことが出来るようになりますし、
それは、自分が一番分かりますので、
みなさん、とても輝かれます!(^o^)
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」
という、ことわざもありますが、
姿勢や立ち居振る舞いが美しいと、
それだけで、自分も、そして、周りも、
惚れ惚れする感じですよね!(^o^)
その状態を維持して、さらに上回るには、
やっぱりお稽古を楽しみながら続けることだなと、
わたし自身感じるところです!
まずは、自分が気持ち良く舞うことから
人さま、神さまに喜んで頂けるように
いのち・気持ち・かたち
の三拍子の舞を伝えていきたいと思います!
(^o^)